柵の向こうには、牧草地が広がっている。
空は遠く、風は自由そうで、
そこに「世界」が続いていることは分かる。
けれど、自分はその内側に立っている。
見えているのに、越えられない。
触れられない。
今回公開した小説は、
そんな「位置」から始まる物語です。
かわいらしい外見を持ちながら、
管理や役割、合理性の中で生きる存在。
そこに明確な悪意はなく、
ただ仕組みがあるだけ。
読後に答えが残らないかもしれません。
それでも、その違和感ごと残る物語を
書いてみました。
よろしければ。



